Last modified: Sun May 5 2024
このページは,基礎工学部システム科学科機械科学コース2年生向けの
「情報科学演習」における演習2の教材の1つです.
画像データを「画像ファイルから読み込む」「加工する」「画像ファイルへ書き出す」
という一連の処理を行なうプログラムの例を3つ示す.
●2値化
→ binarize (threshold = 127) →
→ binarize (threshold = 63) →
- PGM形式の画像ファイルから画像データを読み込み,
キーボードからしきい値を読み込み,2値化して,PGM形式の画像ファイルへ書き出す.
- 2値化とは,多値画像をしきい値を境にして,
2値(この場合,最小輝度と最大輝度,黒と白)に変換すること.
- 変換後の画素値が,変換前の同じ点の画素値だけから決まる例.
●スケール変換
→ scale (mag = 0.70) →
→ scale (mag = 1.23) →
- PGM形式の画像ファイルから画像データを読み込み,
キーボードから倍率を読み込み,スケール変換して,PGM形式の画像ファイルへ書き出す.
- 変換後の画像の大きさが変化する例.
- 変換前でなく,変換後の画像の各画素に対する繰り返し処理になっていることに注意.
●これらの例の甘いところ
以上のプログラム例では,わかりやすさを重視するために,性能を犠牲にしている.
実用的なプログラムと比べると以下のような点で「甘い」.
[演習2のインデックス]
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