■2次元配列の基礎

• 2次元配列のイメージ．
  数学の行列を思い浮かべて， 第1要素→行，第2要素→列と考えるとわかりやすい

  しかし，メモリ上の配置は1次元的である．2次元配列 = 1次元配列の集まり．

  

• 宣言:

      型名 変数名[行要素数][列要素数];
  
      (例)
      int    tensu[5][100];
      double heikin[5][100];
  

• 要素番号の範囲: x[N][M]と宣言すれば，x[i][j]のiの範囲は0〜N-1, jの範囲は0〜M-1である．
• 要素へのアクセス: 要素(i,j)に対して代入や参照を行うには， 以下のように書く．

      変数名[i][j]
  
      (例)
      tensu[3][45] = 67;
  

• 行へのアクセス: 2次元配列に対して，「変数名[i]」と書くと， 行i全体を1次元配列として扱うことができる(例3-1, 3-2参照)．
• 初期値: 2次元配列を宣言するときに，初期値を設定することができる． 波括弧を2重にして使う．

      型名 変数名[要素数][要素数] = {{要素0,0の値, 要素0,1の値, …},
                                     {要素1,0の値, 要素1,1の値, …},
                                     …};
      (例)
      int   tensu[10][10] = {{10,20}, {30,40,50}, {60,70}, {80,90}, {100}};